◆昭和30(1955)年 |
火加減を自動でできる自動式電気がまが、発売されました。同年、外枠、外がま、内なべの3重構造を採用し、外水を外がまと内なべの間に入れる間接加熱式構造の電気がまも発売されました。価格は、約3,000円(1.1L)、当時の大卒初任給は、約13,000円でした。 |
◆昭和35(1960)年 |
自動保温式電気がまが発売されました。 |
◆昭和40(1965)年 |
間接加熱式の特長を生かし、自動スイッチの動作温度を変えられ、1台で炊飯。保温。なべ。天火など、複数の用途に利用できる調理用電気がまが発売されました。 |
◆昭和43(1968)年 |
単身者や小家族用として、小容量(0.36L)の小型電気がまが発売されました。この年の12月、東京府中刑務所横で、ニセ白バイ警官男が現金輸送車を車ごと奪った三億円事件が起こりました。昭和の事件最大のミステリーとも呼ばれ、未解決のまま終わりました。 |
◆昭和47(1972)年 |
長時間保温できるジャー兼用電気がまが発売されました。 |
◆昭和54(1979)年 |
「はじめチヨロチヨロ、中パツパ…」の微妙な火加減を自動化したマイコン内蔵電気がまが発売されました。お好みのおこげをつけたり、炊きあがりを知らせる機能もついていました。 |
◆昭和56(1981)年 |
炊飯中に出る余分な水分を受皿にため、保温時にその水分を蒸発させ、20時間保温を実現した加湿保温型ジャ-炊飯器が発売されました。 |
◆昭和58(1983)年 |
簡単に予約炊飯ができるデジタルタイマー付きマイコンがまが発売されました。 |
◆昭和60(1985)年 |
内なべにメニュー別の水位線が刻印されており、白米・玄米・おこわなどを炊き分ける多機能保温がまが発売されました。この年、「人間・居住・環境」をテーマに、国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)が開催され、2,000万人にのぼる入場者で賑わいました。 |
◆昭和63(1988)年 |
ステンレスとアルミの2層なべを使用し、なべ自身が加熱する電磁誘導加熱(IH)を採用した炊飯器が発売されました。 |
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その後の炊飯器は、炊飯技術の向上(IHの加熱方式の改良・圧力方式の採用)や内なべの素材の改善など、さまざまな工夫を重ね、ご飯を美味しく炊くことにこだわり、現在も進化し続けています。
※電気がま.電気炊飯器の名称は、当時のままに記載しています。 |
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●主な電気炊飯器の歴史 |
昭和30(1955)年 |
自動式電気がま発売、間接加熱方式の自動電気がま発売 |
昭和35(1960)年 |
自動保温式電気がま発売 |
昭和40(1965)年 |
調理用電気がま発売 |
昭和42(1967)年 |
フッ素加工した電気がま発売 |
昭和43(1968)年 |
小容量の小型電気がま発売 |
昭和47(1972)年 |
ジャー兼用電気がま発売 |
昭和54(1979)年 |
マイコン内蔵電気がま発売 |
昭和55(1980)年 |
おかゆ炊き兼用の電気がま発売 |
昭和56(1981)年 |
加湿保温型ジャー炊飯器発売 |
昭和58(1983)年 |
普及価格デジタルタイマー付きマイコンがま発売 |
昭和60(1985)年 |
多機能保温がま発売 |
昭和61(1986)年 |
メモリー機能付マイコン保温がま発売 |
昭和63(1988)年 |
電磁誘導加熱(IH)炊飯器発売 | |